
こんにちは!はなです
皆さんのお子さんは、病院で扁桃腺の大きさを指摘されたことはありますか?
我が家の長男(5歳)は、4歳ごろから扁桃腺が大きいと言われることが増え、ずっと様子を見てきたのですが
ついに先日摘出手術に踏み切りました。


比較的よくある手術らしいのですが、そうはいっても初めての入院、手術は不安だらけ!
久しぶりに検索魔になり情報を集める日々でした。
これまで大きな病気をしたことがなく、ましてや手術なんて初めて・・・
「痛い思いをさせてまでする手術なのかな・・・?トラウマになったらどうしよう」
手術が決定してからも常に不安との闘いでした。
ですが結論から言うと、扁桃腺摘出&アデノイド切除手術をしてよかった!と心から思います。
それは長男の呼吸方法が劇的に変わったからです。
今回は記録も兼ねて、子どもの扁桃腺摘出とアデノイド切除について書いていきます。
今悩んでいる方、これから手術を受けられる方の参考になれば嬉しいです!
Contents
長男の状況
先ほども書きましたが、我が家の長男は4歳のころから病院で「扁桃腺おおきいね~」と言われることが増えてきました。
この画像で言うと、わが子はちょうどサイズ4くらいの大きさでした。
両サイドの扁桃腺が、かろうじてくっついていないレベルです。


とはいえ、その時点では手術という選択肢は正直ありませんでした。
なぜなら、長男はほとんど熱を出すことがなかったから!
一般的に扁桃腺が大きいと、扁桃炎を繰り返し高熱を出すことが多いと言われています。
1年の間に3~4回程度高熱を伴う扁桃炎が見られる場合は手術の対象となるようですが、わが子はそれに全く当てはまらず。
むしろ1年に1回熱を出すかどうか程度でした。
その他の症状
熱を出すことは少ないものの、他に気になる症状は大きく3つありました。
①睡眠時のいびき、無呼吸
4歳後半くらいから長男のいびきがかなり目立つようになってきました。
・仰向けに寝ると必ずいびきをかく
・呼吸が苦しくて寝返りの回数が多い(熟睡できていない)
・数秒間、呼吸をしていないことがある(睡眠時無呼吸症候群)
毎日熟睡できず、日中でもすぐに眠たくなってしまう傾向もありました。
特に睡眠時無呼吸症候群の症状が出始めてからは、心配で私もゆっくり眠れないことが増えました。
②慢性的な鼻声&鼻づまり
風邪を引いているわけではないのに、鼻声になることが多かった長男。
日常生活ではあまり気になることはないものの、他の子と比べると明らかに鼻声。
鼻づまりもひどく、数か月鼻炎の飲み薬を服用し点鼻薬も試してみましたが状況は変わりませんでした。
③口呼吸
慢性的な鼻づまりがあることで、口呼吸をすることも増えてきました。
特にテレビに集中している時などに口が開いている、いわゆる「お口ポカン」状態。
何度注意しても、しばらくするとまたお口ポカン・・・歯並びや口臭の悪因にもなるし、何より鼻呼吸をしづらそうでした。
手術に踏み切った決定打
数か月の間投薬のみで様子を見ていてもこれらの症状が全く良くならなかったため、耳鼻科でレントゲンを取ってもらいました。
すると扁桃腺の大きさに加え、アデノイド(喉との間の上咽頭にあるリンパ組織)の肥大も見られることが判明。
そのせいで気道がかなり狭くなっており、鼻呼吸がしづらい状況だった様です。


主治医の先生も、総合的にみても扁桃腺とアデノイドは取った方がいいレベルだと判断され、手術が決まりました。
私が聞いた扁桃腺摘出とアデノイド切除のメリット・デメリットはこちらです。
メリット | デメリット |
・気道がひろがり、いびきが軽減される ・睡眠時無呼吸症候群が解消される ・鼻呼吸がしやすくなる ・扁桃炎からの高熱が出にくくなる | ・免疫機能低下に繋がる可能性がある |
免疫低下の可能性というデメリットはあるものの、小学校高学年頃になれば自己免疫で十分に補えるとのことでした。
それよりいびきや睡眠時無呼吸症候群が改善されることのメリットの方がとても大きいんだとか。
もちろん、セカンドオピニオンとして他の耳鼻科や小児科の先生にも相談しました。
主治医を含め、4人中3人の先生に「手術を勧める」と言われたことも、手術に踏み切った理由の一つでもあります。
幸いかかりつけは総合病院内の耳鼻科だったため、同じ病院で入院・手術することができました。
個人の耳鼻科であれば、ここから紹介状等が必要になると思います。
手術内容説明&術前検査
手術の1か月ほど前に、手術内容の説明と術前検査を受ける日がありました。
手術内容説明
耳鼻科
主治医による、サラっとした手術内容説明がありました。
扁桃腺2つは根本からはがすイメージで切除、アデノイドは肥大部分を削り取るイメージで取り除くとのことで、
簡単な図とともに説明してもらいました。
手術時間は1時間(麻酔の時間を含めると1時間半程度)、入院期間は約1週間とのこと。
手術に対して不安はあるものの、この時点で何が不安かも漠然としており手術内容に関する質問はできませんでした。



この時の私は分からないことが分からない状態・・・
もう少し勉強しておけばと反省しました。
麻酔科
麻酔科の先生による全身麻酔についての説明がありました。
手術を受けるには全身麻酔をしなければいけません。
「こんな小さな体に全身麻酔をしても大丈夫なのか?万が一目覚めなかったら?」
手術そのものに対する不安より、どちらかというと全身麻酔に対する不安の方が大きかった気がします。
幸い麻酔科の先生が、リスクに関するデータを示しながらゆっくり丁寧に説明してくださったので
少しだけ安心することができました。
入院説明
手術内容とは別に、入院に関する説明も受けました。
小児専用の病棟はなく、子どもが入院する場合は親の付き添いは必須、且つ個室利用とのことでした。
また、栄養士さんとの面談で普段の食事量や食べ物の好き嫌いを聞かれたりもしました。
術前検査
各説明が終わると次は術前検査です。
内容はこちら。
・採血(血液検査)
・心電図
・尿検査
・レントゲン
・口腔内チェック*
*口腔内チェック・・・抜けそうな乳歯がないかの確認でした。口の中からの手術なので、もしグラついている乳歯があると術中に歯が抜けてしまって喉に入り込でしまうリスクがあるからだそうです。
以上が手術内容説明と術前検査になります。



全部終わるのに4時間半程かかり、親子ともどもヘトヘトでした・・・
手術に至るまでのまとめ
以上が長男の場合の手術決定までの流れになります。
・質のいい呼吸と睡眠が取れていなかったこと
・薬を服用しても症状は変わらなかったこと
・扁桃腺だけでなくアデノイドの肥大も見つかったこと
主にこの3つが手術決定に至る大きな要因になります。
手術に対する不安と、長男の症状が良くなる期待とが入り混じって、手術決定前後はかなり複雑な心境でした。
ちなみにこの時点で当の本人は、どこから情報を仕入れたのか手術+入院=ひたすら遊べる!という
謎の方程式を確立させていて一人ルンルンでした(笑)
次回は手術当日~入院生活について書いていきます。



最後までお読み頂きありがとうございました!